サイハテで感じた、「暮らし」のあり方。

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そこには人の”暮らし”があった。

熊本県宇城市三角町の山中にある、三角エコビレッジ サイハテに遊びに行きました。

今回、しっかり首にカメラをぶら下げて行ったのですが、あまりもの楽しさに写真を撮っていませんでした。

なかなか伝わりづらいですが、テキストのみで感じたのみで感じた出来事を書いていきたいと思います。

三角エコビレッジ サイハテ

サイハテは、頭のおかしな個性豊かな住民たちが暮らすコミュニティ。

どこか本当に社会の”サイハテ”に迷い込んだような土地に家を建てたり、野菜を育てたりしながら、村を作り上げています。

公式サイトを見ると、

オルタナティブ(持続可能な)文化を模索する新しいコミュニティです。

と書いてありますが、私には難しくてよくわかりません。

要はなんか山の中に面白い人達が集まってコミュニティを形成して暮らしてる村です。

……多分、それであってる。

たどり着くのが困難!ここは本当に人が住むところなのか!

サイハテは、三角町の田園地帯を抜けた山の上にあります。

GoogleMAPで行こうとすると、途中で徒歩に切り替えないと道順が表示されません。

つまり、車道ではありません。しかし、歩いて登ると登山ばりの気力と体力が必要で、なんとか車1台通れるくらいの山道、少し逸れると転落。対向車がくるとどちらかが諦めて落ちるしかないような険しい道を進みます(片方が相当後退したらなんとか離合用の道があります)。

「あ、やっべ、変な所出た。これ絶対道間違った」と恐怖したら、その道が正解です。

友人のプリウスの底を削りながら、心まで削られた友人の運転でなんとかたどり着きました。

そして辿りついたナゾの集落

そんな苦難の道を乗り越えやってきたサイハテ。本当にびっくりするような絶景。

写真では白飛びしていて見えませんが、海を挟んで八代港が見えます。すごく気持ちよかった。

気付けば住民が焚き火を始めて、冬の山なのに温かい!

このサイハテのゲストハウス(素泊まり1泊2000円!)に宿泊しました。

その日は、他にも大勢の宿泊客がおり、ベッドは満席。

夜はバーベキューで大盛り上がり!

私は、住民や訪れたお客さんの子供たちと遊んでいました。

ひっきりなしに肩車を求められたり、2人がかりでアースバッグ(写真に載ってる白い建物)に引き釣りこまれオママゴトをさせられたり。

「あたしママ!」「あたちねこ!」「あなたはおとうさんね!」

おとうさんに肩車されるママってどうなのよ。

そして、さすが山育ちの子供たち。脚力がすごい。

交代で肩車し続けましたが、脚の力が町に住んでいる子たちとは段違い。

首から肩にかけて、えげつない痛みを襲いました。可愛かったからゆるす。

サイハテの資源はそこに住む”人”

自然豊かで、最高の眺望。最近では中々できない焚き火ができたり、珍しいアースバッグがあったり、秘境の集落としてだけでも観光客らの関心を引きそうですが、サイハテの持つ最大の資源は、そこに住む住民たちです。

みなさん、本当に親しみやすくすぐに打ち解けられ、しかも一人ひとりの持っている人生観や、価値観が研ぎ澄まされていて、いくら話を聞いても「もっと聞きたい!」と思うほど。

サイハテでは「お好きにどうぞ」というスタンスを大切にしていて、最初は私もついつい気を使っていたんですが、気付けば自由にいろいろやってしまいました。

そう、すごく自由だったんです。

人と話して、夜になれば食事の準備をして、みんなでガヤガヤと話しながら楽しんで、子供たちと遊び、夜には少しだけパソコンを広げて仕事もしましたが、ぐっすり眠って朝には日の出を見ながら朝ご飯を作って、食後にはめちゃくちゃ美味しいコーヒーをごちそうになって、普段、時間と精神をひたすらに消化しながら暮らしているなかで、どうして良いのかわけわからないで、がむしゃらに目の前のタスクをこなす日々が異常なんじゃないかと気づきました。

暮らすって、本来こういうことだよな、と。

仕事をして、収入を得ることを「めしを食っていく」といいます。

食事は生きていくために必要不可欠で、そのために働いて収入を得て、食べ物を得る。

暮らしとは、衣食住を満足に循環させていくことで、そのために私たちは働き始めたはずです。なのに、気付けばいつの間にか、いつだってスーツを着込んで動き回り、簡単な食事で済ませ、帰って寝るだけ家となっていました。それって、暮らしの本質を見失っているよなーと。

だから、サイハテにあった暮らしは新鮮で、どこか現実離れしているような環境下にありました。けれど、住民のみなさんは、私にとっての非日常の中で、あたりまえの毎日を暮らしていたのです。

そこで、冒頭で引用した「オルタナティブ(持続可能な)文化を模索する新しいコミュニティです」というサイハテの説明を思い出しました。

私の今の暮らしって、どう考えても無理があって、持続可能でも、そもそも文化でもないんですよね。

熊本地震の時に私の日常はごく短期間とはいえ、完全に崩壊していました。たった一度の災害で、私の日常は持続不可能になったのです。その間、サイハテでは近隣住民が避難してきて、受け入れた上で生活を持続していたらしいです。

「本当の暮らしってこれだ。暮らすってこういうことだ」。サイハテの営みを目にして、言葉にできない感情が湧き上がってきました。

自分でできるオルタナティブ生活

サイハテの一端を経験して、少しだけ生活を変えようと思いました。

その場の思いつきで「畑やりたい!!自分で食べるものは自分で育てる!!」と安直な発言をしたら、同行していた友人から「うちの土地余ってるんでそこでやりましょう」とすぐにプチ就農がきまりました。ですので、1月から畑で野菜を育てます。まずは週末だけお手入れすれば勝手に育つような簡単な野菜から。

いずれ、鶏小屋を建てて、卵と鶏肉も生産したいなと計画しています。

今の仕事も、年末で退職し、年明けから新しい職場で働くことが決まっていますので、ガラッと生活が変わるはずです。

楽しみですね!!

サイハテにはまた遊びに行こうと思います!!誰か車出して!削れるけど!!

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